2023年もありがとうございました

　
ロシアのウクライナ侵攻が今も続き、終わりが一向に見えない中、中東イスラエルとハマスの武力衝突が勃発しました。
ガザ地区では子どもの犠牲者が日々、増え続けていると報じられています。

　私の母は昭和３年、大阪・西成の天下茶屋に生まれ育ちました。
第二次世界大戦末期の昭和２０年、アメリカ軍の大阪大空襲に遭い、家や住むところを失いました。
命からがら逃げ延びる中で一番辛かったのは、
幼い妹の手を引いて、泣きながら数多くの死体を跨いで行かなければならなかったことだと言います。
　国家、民族、組織の大義はそれぞれ違っても人と人が寄り添い、共に分かち合う。
人類が共有すべき普遍の大義はそこにあるのではないでしょうか。

　イワシは大きな群で回遊しますが、喧嘩や共喰いはしないと思います・・・。
　皆様、今年も一年ありがとうございました。
明くる年は世界で起こっている紛争が収束し、皆穏やかな年となることを心からお祈りいたします。

2023年（令和5年） 暮れ 鰯組 東 賢栄（芳治）・スタッフ一同